予期せぬ副作用
- sikibuton .

- 2018年10月4日
- 読了時間: 2分
中指を突き指してしまったと来院された80代女性のKさん。
既に他の医療機関にて治療を続けてきたがなかなか改善せずコップを持つのも痛くなってきたと申されます。
何かしら見落としはないか詳しく診てみると手首にある手根骨という骨が十分に動かなくなっていて圧したり動かそうとすると痛みを訴えます。

図にある小さな8個の骨が手根骨です。
指を動かすにはこの手根骨の動きも大切になってきます。物を握るという動作は指だけで起こっているわけではありません。手首から先が一体となって動きます。
手根骨の動きを回復させるように手を加えた上で指の治療をしてKさんの症状はほどなく治まりました。
ところがある日の治療中Kさんが次のようなことを申されました。
「実は今までそんなことはなかったのに、指を痛めてからずっと首が張って頭まで痛くなってしまってたんです。ところが指が良くなったらそれもきれいにとれてしまった。やっぱり関係があったのですか?」
治療では手根骨を支えている前腕(肘先)の筋肉にも手を入れたのですが、この筋肉実は首の筋肉まで連結して働いています。手を痛めたためにこの筋肉は緊張を増して首の不調に繋がってしまっていたのでしょう。
そうとは知らず手首のためにこの筋肉を緩めた結果首の症状も消えてしまったようです。
人の体は面白い。
首の症状は知らずに手を入れていたわけですから全くの予期せぬ副作用、
もっとしっかり問診をしなければと反省しました。
けっこうあるんですよね意図せぬ反応って。
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