尾骨部の痛み
- sikibuton .

- 2024年11月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年4月4日
尾骨部の痛みを訴えて来院した30代女性Yさん
尾骨とはお尻の真ん中の下部、骨盤の後ろの骨 仙骨の先に着いている文字通りしっぽの名残の骨です。大人ではほとんどの人が仙骨と完全に癒合し一体になっています。
名残の骨ですから特別な役割や機能はありません。
ですから尻もちでもついて直接強打でもしないかぎり痛みを出すことは通常ありません。
ですが今回は特別何をしたわけでもないのに突然椅子に座るのも痛くてたまらない程の痛みが出たそうです。
こんな症例は今まで遭遇したことがありません。
原因を頭の中で推理します。
尾骨は特別な機能は持っていませんが 骨盤の底を覆う骨盤底筋というシート状の筋肉の足場にはなっています。骨盤底筋は骨盤の左右の骨 寛骨とつながっていますから尾骨と寛骨は骨盤底筋を通じて引っ張り合いをして骨盤の左右の高さの調整をしていると考えられます。
さらに背部の筋肉も骨盤の左右の高さの調整に関わっています。
言ってみれば背部の筋肉は骨盤底筋と上と下から引っ張り合いをしながら骨盤の左右のバランスをとっていることになります。
そこで背部の筋肉をチェックしてみるとやはりかなり固くなっています。
結論としては背部の筋肉が固くなり骨盤底筋と過剰な引っ張り合いが生じその足場になっている尾骨部に大きな力がかかっているのではないか。さらに一部の方は大人になっても仙骨と尾骨が完全に一体化せず若干関節構造を残していることがあるのでこれが重なっているのではないかと推論を立て 背部の筋肉と骨盤底筋を緩めるように施術したところ無事快方に向かい治癒しました。
いやー今回は小難しい話を長々と書いてしまいました。
実際回りくどい壊れ方でした。でもこういう時は難しいクイズに正解したようで楽しいですね。
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