長引く足首の痛み 足根洞症候群
- sikibuton .

- 2021年4月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年10月7日
3週間前くらいから足首に痛みが出始め、徐々に悪化し体重を乗せることも歩くのも支障が大きくなってしまったと来院された20代男性Bさん。
整形外科も受診したがレントゲン上は異常なし、原因が判らず経過観察していたが痛みがひどくなる一方なので血液検査もしてその結果待ちの状態とのこと。
診てみると痛みがあるのは外くるぶしの前方のやや下方、足首の捻挫で一番痛めやすい靭帯の部位と重なりますが腫れも熱感も無く靭帯にストレスをかけても痛みは出ません。
ところが体重をかけるととたんに痛がります。
その他の所見と合わせて「足根洞症候群」ではないかと判断しました。
足首の下には7個の骨が石垣のように組み合わさって土踏まずのアーチを造っています。
それぞれの骨が密着しながらも可動性をもってしなやかな土踏まずとして機能します。
その石垣の一部に隙間があってちょうど洞窟の様になっています。これが足根洞です。
ここには足首の骨と踵の骨をつなぐ靭帯と知覚神経が豊富に収まっています。
ここに異常が起こって痛みが出るのが足根洞症候群です。
足首の捻挫の後遺症として起こることが多いですが、偏平足のひどい人は歩きすぎたりデコボコした所を歩いたり、山歩きの後などでも起こってきます。
ここの知覚神経で足裏の加重バランスを検知し体重の乗せ方をコントロールしていますから適切な荷重、歩行が出来なくなり痛みがひどくなり悪循環にはまってなかなか痛みが取れず、捻挫も起こしやすくなります。
施術は足首を支えている脛やふくらはぎの筋肉、土踏まずを形成している足裏の筋膜等をケアし、石垣の動きも修正していきます。バランストレーニングで正しい荷重ができるようにもしていきます。
状態をみながらサポーター、テーピング、インソール等も使うこともあります。
割に見逃されやすいトラブルなので、足首の捻挫後に痛みが取りきれないなどの時は一度疑った方がいいですね。
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